多くの人は、起きて欲しくない問題や出来事が起きた時に「なぜこうなってしまったのだろう?」とか「なぜこんな目に合わなければいけないのだろう?」と、その出来事を呪ったり、絶望や怒りをあらわにしたりするでしょう。
残念ながら、「なぜ?」「どうして?」とその感情に呑まれている間は、問題は解決しません。
こういう時は大体「今」にフォーカスしていない時です。
そういう時は一旦、大地にしっかりと足をつけてみましょう。
しっかりと根を下ろした状態で物事を見つめると、「なぜ」「どうして」と思っていた時には見えなかった、いろんなことが見えてきます。
暗闇に入った瞬間は真っ暗で何も見えないけれど、少し落ち着くと見えてくる感覚と似ています。
瞑想をするのもおすすめです。
そしてその時に「なぜ」ではなく「なに」が起きているのか?と問いを変えてみるのです。
「なぜ」は、ベクトル外側に向いているのに対し、「なに」は内側に向いている質問です。
そのことを掘り下げてみると、意外に思ったより大したことではなかったが、過剰に反応してしまった、というケースがほとんどではないかと思います。
そしてもしその出来事が繰り返し起きるようであれば、そこに魂が仕込んだ人生のテーマが潜んでいるのかもしれません。
感情を揺るがす出来事が起きたら是非、「なぜ」と問うのをやめて「なに」が起きているのだろう?と問いかけてみてください。
そうすることで、感情に翻弄されることも少なくなり、より良い人生へとステップアップしていくでしょう。