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被害者マインドを手放す生き方

先日、最終回を迎えたNHKの朝ドラ「おちょやん」に釘付けでした。

昭和を代表する喜劇女優 浪花千栄子さんがモデルの物語です。

この物語、かなりスピリチュアル度が高く、真理に迫ったお話で、かなりハマって見ていました。
視聴率が低かったことで構成が悪かっただの、いろいろな批評がありますが、私個人的には、その根本の原因には、今の日本人が一番目を逸らしたい部分にスポットが当たっていたからだと思っています。

「毒親」の元に育ち、学校にもあまり通えないまま奉公に出され、一家はバラバラ、奉公先に毒親の父親の借金の肩代わりに身売りされそうになり逃亡、女優になってからも苦難は続き、結婚、戦時中には大切な人々をたくさん亡くし、その後夫の不倫により(相手に子供ができた為)離婚、、元夫と同じ舞台に立たなければならない苦痛…。好きであったはずの喜劇で大失態をし、その後表舞台から姿を消してしまいます。

浪花千栄子さんの自叙伝「水のように」の一節にこんな言葉があります。

「十歳の私は、いまに美しいハスの花を咲かせてやるぞという、そのときはまだ形も無いまとまりもない考えを、心のどこかにひそませながら、うんざりするほど積み上げられた洗い物にかかるのでした。」

これだけの出来事が重なったら普通に、毒親を恨み、戦争を恨み、不倫した夫を恨み、相手を責め、他人のせいにして、自分の人生を呪って一生を終えるのも致し方ないですよね?

しかし彼女は、それを選びませんでした。
「被害者になる」という選択をしなかったのですね。

起こった出来事をすべて許し、受け入れたのです。

その結果、何が起こったか。

自分に正直な生き方をしていると、必ず見ている人はどこかにいて、救世主が現れるのですね。
本当に「お天道様は見ている」のです。

戦時中の防空壕で縁のあった喜劇王が、主役のラジオドラマの相手役に指名してきたのです。

当然、その話を受ける時には過去のトラウマが頭をよぎります。
でも、「女優」という仕事はきっと彼女の天命であり、その生き様を見せるという魂のミッションがあったに違いありません。

その話を受け、おちょやんはスターダムの階段を登っていきます。

ラストシーンの、因縁の元夫との復活劇の、おちょやんのセリフが耳に残ります。

おちょやん「今ある人生、それがすべてですなぁ。」
     「あんたと別れへんかったら、大切な人たちと出会うこともできへんかった。
      あんさんも私も、愛する我が子と出会うこともできへんかった。」
     「あんたと出会うて辛い思いもぎょうさんしましたけど」
元旦那  「それもまた面白い人生やったやろう。わしのお陰やなあ」
おちょやん「それ、自分で言いますか?(笑)」「……おおきに。」
     「生きるっちゅうのは、ほんまにしんどうておもろいな。」

おちょやんは、「しんどい」人生を辿った反面、「おもろい」人生も味わった訳です。
本当に、人生はコインの裏側と表側で出来ているのだとつくづく感じるセリフでした。

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