「疲れてやる気が出ない」「いつも疲れを感じていて体が重い」など、疲労に悩まされている人が増えています。
現代社会は「疲労社会」と言っても過言ではありません。
文部科学省の調査によると、日本人の6割が「疲れている」というデータもあります。
かつては「疲れる」ことの根本に「怠け者である」とか「根性が足りない」という誤った認識があり、疲労そのものの原因や症状について知られることはありませんでした。
しかし近年、脳科学などの発展によって、疲労についての研究が進み、その回復の方法についても注目されるようになってきています。
こうした疲労や、その癒し方が注目されるその背景には、積もり積もった疲労をなんとかしたい、という切実な思いを持っている人(私を含め)が多いことがあるのではないでしょうか。
そして実はこの「疲労」、肉体ではなく脳が疲れることで生まれています。
そこでこの疲労回復の為に、3つのアプローチをご紹介したいと思います。
まず1つ目はボディケア。
あまり体を動かさない状態を長く続けていると、疲労が取れにくい体になってしまう為、短い時間で手軽にできるストレッチやウォーキングなどを日常生活に取り入れ、疲労が溜まりにくい体にしていきます。
更に、深呼吸を取り入れると尚良いでしょう。
2つ目は食事。
現代の食生活では、食品添加物を全く摂らずに食事をすることはなかなか困難です。
添加物の極力少ない食材を選ぶことを意識しつつ、「抗酸化作用」に注目してみましょう。
渋み成分であるポリフェノール、動植物に含まれる赤、オレンジ、黄色などの色素成分であるカルテノイドなどがそれに当たります。
腸を整えることも重要です。
整腸作用のある発酵食品や腸内環境の維持や排泄を促す食物繊維などを積極的に食事に取り入れましょう。
3つ目はマインド。
対人関係がストレスとなるケースも少なくありません。
例えば自分が頼みごとをするときに相手から「断られるかも…」と、止めてしまった経験はありませんか?
逆に人から頼まれたことを断り切れずに受けてしまうと、予想外の仕事などが増えてしまい、心身共にストレスが溜まることでしょう。
そんな時に相手だけでなく自分も大事にしながら頼みごとをする、あるいは頼まれるといったコミュニケーションができれば、対人関係のストレスは軽減するはずです。
マインドフルネス瞑想もオススメです。
自分の内側に意識を向け、良し悪しの判断をせずに、静かに今の状態を感じることです。
マインドフルネスを行うことで、ストレスを感じにくい状態にしてくれるだけでなく、集中力や創造性、適応能力のアップにも繋がります。
心の安定感を高めることも、疲労回復の手段の一つなのです。
以上、ひとまず重要と思われる疲労回復法をご紹介しました。
しばらく連載しますので、どうぞお楽しみに♪