カサンドラ症候群とは、パートナーや家族が、いわゆる発達障害であるために情緒的な相互関係を築くことが難しく、不安や抑うつといった症状が出る状態です。
そして相手は一見するといたって普通に見える為、その苦痛を友人や周りに訴えても理解してもらえない、という更なる二重苦を味わいます。
実は、何を隠そう、私もこの症候群に苦しむ一人です。
カサンドラ症候群の語源はギリシャ神話にあります。
カサンドラは、アポローンから愛され、アポローンの恋人になる代わりに予言能力を授かりました。
しかし予言の力を授かった瞬間、アポローンの愛が冷めて自分を捨て去っていく未来が見えてしまったため、アポローンの愛を拒絶してしまいます。憤慨したアポローンは、「カサンドラの予言を誰も信じないように」という呪いをかけてしまったのです。
カサンドラは、これから起きることを知って、それをみんなに伝えようとしても、誰にも信じてもらえず、そのもどかしさにもだえることになるのです。
確かに、いつからか自分のどこかに「私なんかの言うことなんて、誰にも信じてもらえない」というモヤモヤとしたものがずっと心の奥底にあった気がします。
で、この神話、とても象徴的で、ちょっと考えるといろんな事が見えてきます。
カサンドラは、アポローンが嫌いになった訳ではなく、自分が捨て去られることが嫌だっただけなので、アポローンにそのことをちゃんと伝えたら、予言の力を奪われることもなかったのでは?
単なるコミュニケーションが不足していただけですね?
お互いが、少し冷静になって相手のことを考えたら、悲劇が起こることはなかったのではないか?と。
自分がカサンドラ症候群だったことに気づけて、今はとても晴れやかな気分なのです。
魂は、こういう「青写真」を私の人生に組み込んできたのだ、というカラクリを知っているので(笑)
なんてドラマチックな構成をしたんでしょう!!私の魂は。
さあ、カサンドラはどうやってアポローンからの「呪い」を解いたのでしょうか?
逆転人生の始まりです♪